Brief Communication
HIV:Fiebig I急性HIV感染を持続的に抑制した患者において抗レトロウイルス療法中断後に見られた急激なHIV RNAリバウンド
Nature Medicine 24, 7 doi: 10.1038/s41591-018-0026-6
急性HIV感染の最初期段階(Fiebig I)での抗レトロウイルス療法は、潜在性HIVリザーバーの確立を最小限に抑える可能性があり、従って実験的に行われた治療中断後のウイルス増殖制御を容易にすると考えられる。今回、Fiebig I段階で治療を開始し、2.8年間(中央値)にわたって治療を受けた8人の試験参加者を調べたところ、検査用の治療中断後に全員が急激なウイルス負荷リバウンドを経験したことが分かった。これはHIVを制御もしくは根絶するための補足的な戦略の必要性をはっきり示している。