Brief Communication
がん:組織球性腫瘍でCSF1Rを含む一連の受容体型チロシンキナーゼに見つかった活性化変異
Nature Medicine 25, 12 doi: 10.1038/s41591-019-0653-6
組織球症はクローン性造血器疾患であって、BRAFやMEK1およびMEK2キナーゼにマッピングされる変異によって引き起こされることが多い。しかし、現在のところ、患者での組織球症の発生起源は十分解明されておらず、BRAFとMEKの他には臨床的に重要な治療標的は見つかっていない。我々は今回、組織球症の患者でCSF1Rの活性化変異とRETおよびALKでの再編成を見いだした。これらはRETの選択的阻害剤(セルパーカチニブ)およびクリゾチニブに対して、それぞれ顕著な応答を示す。