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心血管疾患:平滑筋細胞はアテローム性動脈硬化が始まると表現型転換を起こして保護的に働くようになる
Nature Medicine 25, 8 doi: 10.1038/s41591-019-0541-0
冠動脈性心疾患と関連付けられている遺伝子TCF21は、アテローム性動脈硬化の際にはプラークの安定性を増強し臨床兆候を軽減させるように働く。これは、TCF21の働きで平滑筋細胞の表現型調節が増強され、繊維芽細胞に似た「fibromyocyte」への転換が促進されることによっている。