シリコンバレー流の医療ビッグデータ利用法

これまで、ヘルスケア分野のビッグデータに最も大きく関わってきたのは医療機関と保険会社であり、有用な医療データは電子カルテや保健会社の請求する書類から得られていた。しかし現在、こうしたデータは携帯電話やタブレット、ウエアラブル機器などからも得られるようになった。大変な勢いで増加しつつある医療ビッグデータの利用への関心は世界的に、また多様な企業で大きく高まっており、シリコンバレーも例外ではない。1万人の参加者から4年間にわたって包括的データを収集する、またゲノム塩基配列解読結果と電子カルテを統合するなど、シリコンバレーの企業が健康・医療分野へ進出するために計画中の、企業の特徴を活かしたビッグデータ利用法の15の例を紹介する。