HIV：治癒を目指した臨床試験で推奨されるHIVリザーバーサイズ測定法

潜在するHIVリザーバーを抗レトロウイルス療法を使わずに根絶する、すなわちウイルス学的制圧を達成するために、複数の治療戦略が臨床的検証を受けている。このような目標を達成するには、治癒を目標とする戦略の結果をin vivoで評価する際に、抗レトロウイルス療法中止後にウイルスのリバウンドを引き起こすことのできる持続感染細胞の数を測定する最も良い測定法について、一致した見解が必要となるだろう。現行の測定法は、HIVのプロウイルスやその機能性について、さまざまな特性を評価していて、結果は多様である。今回我々は、HIVの治癒を目指す臨床試験ではウイルス数の測定を優先すべきであるとするBEAT-HIV Martin Delaney Collaboratoryが推奨する方法を示す。