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がん治療:肝転移は免疫療法の有効性を抑制する
Nature Medicine 27, 1 doi: 10.1038/s41591-020-01190-9
肝転移は、腫瘍抗原特異的CD8+ T細胞を肝臓内へ「吸い上げて」しまうので、免疫療法に対する抵抗性が生じ、その結果として、全身性にCD8+ T細胞の数が非常に少ない「免疫砂漠(immune desert)」が出現して腫瘍量を制御できなくなる。