Research Briefing
転移性BRAFV600E大腸がんでの治療応答のバイオマーカー
Nature Medicine 28, 10 doi: 10.1038/s41591-022-01988-9
BRAFV600E変異体を発現する大腸がんは転移性大腸がん全体の10%を占め、予後不良で通常の治療に抵抗性を示す。これらの腫瘍のうちで、RNF43の機能喪失変異を持つサブグループでは、現在の標準治療である抗BRAF-抗EGFR併用療法への応答に著しい改善が見られることが分かった。