Research Briefing
エンパグリフロジンは駆出率が保持されている心不全の患者に効果がある
Nature Medicine 28, 12 doi: 10.1038/s41591-022-02050-4
左心室駆出率(LVEF)が40%を超える慢性心不全での血糖降下薬エンパグリフロジンの影響を評価するEMPEROR-Preserved臨床試験のサブグループ解析で、LVEFが50%以上の患者コホートでは臨床転帰が改善することが明らかになった。これは、このような患者集団で薬物治療が有効であることが明確に示された、我々の知る限りで初めての結果である。