Research Briefing
シロシビンはうつ患者の脳ネットワークの統合性を高める
Nature Medicine 28, 4 doi: 10.1038/s41591-022-01769-4
強力な幻覚剤であるシロシビンにはうつ病患者に対する抗うつ作用があり、抗うつ剤であるエスシタロプラムよりも効果が高いことが、臨床試験の結果から明らかになった。機能的MRI測定により、シロシビン投与後は脳のモジュール性が低下することが判明した。これは、脳の機能的ネットワーク全体の統合性が高まっていることを示唆している。