Research Briefing
ヒトの嗜癖寛解に関わる脳回路
Nature Medicine 28, 6 doi: 10.1038/s41591-022-01864-6
物質嗜癖は、公衆衛生上の重大な問題である。ニューロモデュレーション療法は有望だが、治療標的ははっきりしていない。まれだが、ヒトの脳損傷が嗜癖の寛解に結び付くことがある。このような損傷について、損傷をネットワークにマッピングする手法によって調べたところ、さまざまな嗜癖に共通している脳回路が1つ見つかった。これは治療標的になる可能性がある。