原発不明がんの臨床管理を改善するための機械学習

腫瘍の原発巣を推定するために開発された機械学習分類システムOncoNPCを使って、解析した原発不明がん（CUP）症例の40％以上について、信頼度の高い推定が得られた。OncoNPCによる推定に後ろ向きに合致した部位特異的治療を受けていたCUP患者は、推定と合致しない部位特異的治療を受けていた患者に比べて転帰が良好だった。OncoNPCを使用した推定によって、ゲノムを指標とする治療に適用となると考えられるCUP患者の数が倍増した。