Research Briefing

疼痛強度の遺伝的構造の解読

Nature Medicine 30, 4 doi: 10.1038/s41591-024-02881-3

慢性の疼痛はよく見られる症状で、米国の成人の5人に1人は、毎日あるいはほとんど毎日痛みを感じているという。米国の退役軍人59万8339人を対象に複数祖先集団のゲノム解析を行ったところ、疼痛強度に関連のある126の遺伝的バリアントが特定され、物質使用や精神疾患との共通の遺伝的リスクが明らかになり、GABA作動性ニューロンでの発現増加が、疼痛経験に寄与する分子レベルで重要な因子であることが判明した。

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