In This Issue 赤外線計測学 2007年10月1日 Nature Photonics 1, 10 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue60671 半導体光検出器は中赤外から遠赤外領域で動作しないため、この領域の正確な周波数測定は困難である。今回ドイツのマックス・ボルン研究所および米国のワシントン大学の研究者らによって実証された非同期化電気光学サンプリング技術のおかげで、そのような測定が容易になるかもしれない。P Gaalらは時間領域法を開発し、プローブとしてのTi:サファイアレーザーからのフェムト秒光パルスを用いて10 μmで動作する連続波CO2レーザーの電界を測定することよってその方法の実現可能性を示した。測定可能な最高光周波数はプローブレーザーのパルス長によって決まる。Gaalらは12 fsプローブパルスを用いて最高40 THzの周波数測定について報告している。 Full text PDF 目次へ戻る