Letter 非同期化電気光学サンプリングによる0–40THz領域における光周波数の測定 2007年10月1日 Nature Photonics 1, 10 doi: 10.1038/nphoton.2007.170 <p>光周波数コムを用いた測定は、現在、高精度分光において重要である。しかし、これまで報告されてきた測定技術は、狭い周波数帯域に制限されるか、遠赤外域で実施することが困難である。今回我々は、中赤外と遠赤外スペクトル領域の光周波数を直接測定する時間領域法について報告する。この方法はサンプリングスコープに類似しており、プローブとしてフェムト秒レーザーからの光パルスを用いた電気光学サンプリングによって光源の電界を測定する。我々の「サンプリングスコープ」で測定可能な最高光周波数は、フェムト秒レーザーのパルス長によって決まる。12 fsのプローブパルスを用いると、波長7.5 µmに対応する40 THzまでの測定が可能となる。</p> Full text PDF 目次へ戻る