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光ファイバーで世界をつなぐ

Nature Photonics 1, 3 doi: 10.1038/fake815

今や地球には光ファーバー網が張りめぐらされているため、研究者たちはリアルタイムで大量のデータを扱う実験に共同で従事する機会を得ている。かつては、毎秒何ギガビットものデータを伝送できる専用の「光の道」で何千マイルも離れた研究グループをつなぐという構想は、思いもよらなかったであろう。現在では、光通信がますます普及しており、大規模な分散型グリッドコンピューティングや「テレワーキング」への道が開かれつつある。天文学者、海洋学者、素粒子物理学者らが光ネットワーキングの最新の進歩からどのような恩恵を受けているかについて、L SmarrがCommentaryで解説している。古代銀河に関するデータセットの伝送や海底からの高精細TVのライブ映像の伝送に始まり、ライブ高分解能顕微鏡実験や200メガピクセル画像を有する巨大なビデオウォールの作製に至るまで、応用は広範囲に及ぶ。

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