In This Issue 反射をなくす 2007年3月1日 Nature Photonics 1, 3 doi: 10.1038/fake816 例えば、カメラレンズやテレビスクリーンからレーザ共振器素子や太陽電池に至るまで、極めて多くの光デバイスにおいて、不要な反射が性能低下をもたらしている。反射防止コーティングは存在するものの、機能する波長や角度、得られる屈折率の値に限りがある場合が多い。F Schubertらは今月号で、超低屈折率SiO2およびTiO2ナノロッドからなる傾斜多層膜を利用した超高性能反射防止コーティングについて報告している。Schubertらは、屈折率が少しずつ異なる層をA1N基板上に積層させることによって、可視スペクトル全体および幅広い角度にわたって機能するコーティングの形成に成功している。このコーティングには屈折率1.05の層が含まれているが、これは薄膜について報告された中で最低の値である。 Full text PDF 目次へ戻る
