In This Issue 究極のコントロール 2007年3月1日 Nature Photonics 1, 3 doi: 10.1038/fake817 光による高効率かつ実用的な光制御方法を見いだすことは、大きな課題である。しかし研究者らが、スイッチ、シグナルプロセッサ、コンピュータなどの全光学デバイスの開発をうまく追求するつもりであれば、そのような光制御方法を探索することは非常に重要である。P Barthelemyらは今回、フォトニック情報処理に役立つ可能性のある現象について報告している。Barthelemyらは、レーザを用いて細孔内で凝縮するガスの量を制御することによって、多孔質材料の屈折率を光学的に調整できることを示している。今回の結果は、低出力レベルで全光変調と双安定性を実現する新しい方法を示唆している。Barthelemyらは、その効果を実証するために、シリコン超格子、エタノール蒸気、赤外レーザダイオードを用いて実験を行った。デバイス体積を減らすことにより、マイクロ秒領域で双安定状態間のスイッチングが可能になる、とBarthelemyらは予想している。 Full text PDF 目次へ戻る
