In This Issue 有機に投資 2007年3月1日 Nature Photonics 1, 3 doi: 10.1038/fake818 研究者たちは、フレキシブル・ディスプレイや電子ペーパー(よくこのようによばれる)を製造する可能性について何年間も語り続けてきた。ついにその技術が本格普及へ向けて動き出したようである。Plastic Logic社(フレキシブル有機エレクトロニクスの開発を行っている英国の新興企業)は、そのようなディスプレイを駆動するのに最適なプリンタブルポリマー電子機器を生産するため、ドレスデン(ドイツ)に大規模生産施設を建設しようとしている。Plastic Logic社がバックプレーン機器をつくり、E-ink社(米国)が色素の電子的制御を利用した先駆的画面技術を提供するという構想である。この2つの技術を結びつけることにより、曲げたり巻いたりできるプラスチック基板を用いた高性能ディスプレイの製造が可能になるであろう。そのようなディスプレイは、携帯型電子機器に、ナビゲーションデータ、デジタル画像、テキストのページなどの情報を表示する新しいインターフェースを提供するのに役立つかもしれない。 Full text PDF 目次へ戻る