Letter
広帯域フレネル反射除去のための低屈折率光学薄膜材料
Nature Photonics 1, 3 doi: 10.1038/nphoton.2007.26
1880年レイリー卿は、地球の大気を通過する光を研究することによって、屈折率を段階的に変化させた多層膜が広帯域反射防止特性を示すことを数学的に証明した。広帯域反射防止特性を求めて、特に空気を周囲媒体とするさまざまな屈折率プロファイルを持つグレーデッドインデックス・コーティングが検討されてきた。しかし、空気の屈折率に非常に近い超低屈折率光学材料が得られないため、そのような広帯域反射防止コーティングは実現できなかった。今回我々は、斜め蒸着による