In This Issue

DVDの後継

2007年4月1日 Nature Photonics 1, 4 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue07040101

データ記憶の世界において現在多大な関心が寄せられているのは、一枚のディスクに数十ギガバイトのデータを記憶できる高品位DVDやブルーレイ・ドライブであるが、さらに容量の大きい携帯型記憶装置がおそらく将来必要になるであろう。一つの有望な選択肢に、一枚のフォトポリマー・ディスク内に一連のホログラムとして数百ギガバイト、場合によっては数テラバイト記憶する見込みのあるホログラフィック記憶装置がある。今月号ではD Graham-Roweが、ホログラフィック技術の仕組みについて説明し、世界中の企業によるその商業化の進展をまとめて解説する。300ギガバイトの容量を誇る最初の製品が今年の後半に発売される予定であり、イメージング、エンターテインメント、アーカイブ保管にかかわるデジタルデータの量が増え続ける中、ホログラフィック記憶の時代がようやく到来したといえるだろう。

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