In This Issue

LEDを発明したのは誰?

Nature Photonics 1, 4 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue07040103

半導体レーザーの発明と最初の実証は、一連の主要学術論文にきちんと記録されているが、これと比べるとLEDの起源ははるかに不明瞭である。1960年代初期の米国の科学者らの研究がよく引用されるが、過去の文書を徹底的に調べると、実際には重要な先駆的研究がはるか昔に行われていたことがわかる。N Zheludevは今月号で、LED発明の歴史を解説しており、歴史書とフォトニクス界からほとんど忘れられしまった2人の人物の功績が大きいことを説明している。この記事の中心となる2人の人物とは、Marconi社のH J Roundと、薄幸だが極めて優秀だったロシア人科学者O V Losevである。Losevは1920年代にそのトピックに関する数本の論文を発表したばかりでなく、LED系光リレーの特許を取得したことが明らかになっている。

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