強く集束した非偏光の局所的偏光化

透過、反射、散乱から、さまざまなシーンの偏光イメージングや原子・分子遷移の量子力学的選択則にまで及ぶ非常にさまざまな光学現象において、光の偏光は重要である。光のベクトル性を示すあまり知られていない現象として、Pancharatnam（幾何的）位相、澄んだ空の偏光パターンの特異性、マイクロ波背景放射の偏光がある。今回我々は、集束光の部分偏光について調べた。我々は、非偏光を集束することによって、集光素子の焦点面に完全偏光のリングが生じるという、かなり意外な現象を実験的に示す。金ナノ粒子を用いて焦点領域を探ることによって、100 nm未満の分解能でその偏光リングが画像化された。