In This Issue 新スケールの分光分析 2007年8月1日 Nature Photonics 1, 8 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue59198 グルノーブル(フランス)で行われた研究のおかげで、近い将来、可動部のないサブミリメートルサイズの新世代高分解能超小型分光器が実現するかもしれない。そのアイデアの背景にあるのは、小型導波路における定常波によって発生するインターフェログラムのサンプリング技術である。研究者らは、その方法を定常波集積フーリエ変換分光分析、SWIFTと呼んでいる。完全集積SWIFTに必要なナノ検出器がまだ得られないため、その研究チームは、検出素子の代わりに金ナノワイヤを含む導波路を用いて動作原理を実証した。そのナノワイヤはインターフェログラムを散乱するので、外部CCD検出器で分析できる。その試験的デバイスの大きさはわずか1 mmであり、分解能は4 nm、スペクトル域は1500 nmを中心とする96 nmである。 Full text PDF 目次へ戻る