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アト秒灯台から測定されたアト秒パルス
Nature Photonics 10, 3 doi: 10.1038/nphoton.2015.271
アト秒灯台は、高調波発生による超高速波面回転を使って、空間的に分離した一連のコヒーレントアト秒パルスを生成する方法である。以前に、光電子ストリーキングによる時間測定によって、単一原子応答を操作して生成された孤立アト秒パルスの特性が評価された。対照的に、アト秒灯台は、空間的に分離し、伝搬によって孤立するようになる一連のパルスを生成する。今回我々は、超高速波面回転が、孤立アト秒パルスの単一原子応答を(時間特性の点で)2オクターブの帯域幅にわたって保つことを示す。さらに、アト秒灯台の特異な特性である数個の孤立パルスの生成を利用して、3個の最も強いパルスを測定した。これらのパルスは、それぞれ特異なスペクトルとスペクトル位相を持つ。