真に独立な源と厳密な局所性制限によるnon-bilocalityの実験的実証

現在、地球規模の安全な量子ネットワークの構築に関心が高まっており、最近ついに、大陸横断量子通信が実証された。そのため、物理学の基礎、通信セキュリティー、資源の効率的な利用、革新的な技術的応用などの複数の観点から、量子ネットワークアーキテクチャーに付随する特性を、早急に調べる必要がある。今回我々は、2つのノードにある量子源がエンタングルした光子対を3つの測定ノードへ配送する、5ノード量子ネットワークを実験的に実現したことを報告する。我々は、空間的に離れた5つのノード間における関連事象によって、ベル不等式およびbilocal不等式の破れと、局所性、測定独立性、量子源独立性の各ループホールが量子ネットワークにおいて同時に閉じられることを実証している。今回の実験的実現は、将来の量子ネットワークの設計と実行に役立つ可能性がある。