アミロイド繊維の紫外–可視–近赤外の光学特性がアミロイド形成に光を当てる

アミロイド繊維は、神経変性疾患におけるその生物学的役割、および機能的生体材料としてのその可能性のために非常に大きな関心を集めている。本論文では、近赤外領域におけるアミロイド繊維の固有信号について説明する。最近報告されたアミロイド繊維の青色発光と組み合わせると、in vitroおよびin vivoの状況におけるアミロイド沈着の、ラベルフリー検出のための新たな青写真に向けた道が開かれる。青色発光により、ヒト試料中でアミロイド沈着を染色することなく特徴付けできるようになる。近赤外信号により、神経変性疾患のための革新的な診断戦略、すなわち医療の改善および新しい治療法開発のための有望な見通しがもたらされる。概念実証として我々は、生きた老齢のアルツハイマー病マウスの脳内アミロイド沈着について、非侵襲的な造影剤フリーの撮像法を用いた直接検出を実証する。アミロイドの紫外–可視–近赤外の光学特性は、アミロイドーシスと次世代バイオフォトニックデバイスの新たな研究の道を開く。