Letter

サブサイクル非共鳴バレー操作のための2D物質におけるトポロジカル特性の光波制御

Nature Photonics 14, 12 doi: 10.1038/s41566-020-00717-3

最新の光生成技術によって、非常に優れた光パルス整形機能が得られ、各レーザーサイクル内の個々の電場振動が完全に制御される。こうした機能は、光波エレクトロニクスの中核となっており、ペタヘルツ速度の情報処理を目指してサブサイクル時間スケールで固体の電子ダイナミクスを超高速光波制御することが理想となっている。今回我々は、トポロジカルフロケ系の周波数領域概念を数フェムト秒時間領域に持ち込み、非共鳴駆動場のサブサイクル構造を制御することによって数フェムト秒時間スケールで二次元物質のトポロジカル特性を制御する、既存の技術で実現できる理論的方法を開発した。我々は、この方法を用いて、広い範囲の周波数かつバレー寿命よりも数桁短い時間スケール(バレートロニクスデバイスの実現に不可欠)で運ばれる場を使って選択的バレー励起をコヒーレントに書き込み、操作し、読み出すための、実空間において物理的に透明な全光的で非元素特異的な手法を提案する。

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