In This Issue 大規模結合共振器 2008年12月3日 Nature Photonics 2, 12 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue69923 結合されたフォトニック結晶ナノ共振器は、光の操作や量子情報処理に大変有望である。しかし、これまでのところ実験は少数の共振器に限られていた。今月号では、納富雅也、倉持栄一、田辺孝純が、最大200個の波長サイズの共振器の大規模結合構造に関する実験的・理論的結果について報告している。研究者らは、そのような結合構造が約106という高Q値と低い伝送損失を維持し、群速度c/100未満のスローライトパルス伝播を実現できることを示している。損失が低くサイズが非常に小さい(100個のナノ共振器の結合構造はわずか290 μmである)ので、高密度光電子集積化に魅力的であると、研究者らは語っている。 Full text PDF 目次へ戻る