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金属酸化物電荷輸送層を有するコロイド量子ドット発光ダイオード

Nature Photonics 2, 4 doi: 10.1038/nphoton.2008.34

<p>コロイド量子ドットは、発光特性が調整可能であり、ディスプレイ技術や大面積平面照明向け発光デバイスの発光団として使用するのに特に適している。エピタキシャル成長させた量子ドットとは異なり、コロイド量子ドットは高単分散性コロイドとして合成でき、溶液から大面積に析出させることにより、高効率光学利得媒質として期待されてきた高密度固体多層膜にすることができる。量子ドットLEDを色可変電気励起レーザーの実用的基盤技術とするには、現世代の量子ドットLEDを改良して反転分布に必要な高電流密度での長時間動作に耐えるようにしなければならない。これには、堅固な電荷輸送層を取り入れた量子ドットLED設計が必要である。今回我々は、堅固な電荷輸送層としてスパッタ法によるアモルファス無機半導体を使用したことを報告する。我々は、3.5 A cm<super>−2</super>を超える電流密度、ピーク輝度1,950 Cd m<super>−2</super>、最高外部発光効率約0.1%(過去に報告された構造体の100倍)で動作可能なデバイスを実証した。</p>

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