Letter 通信波長の超伝導ナノワイヤー光子数識別器 2008年5月12日 Nature Photonics 2, 5 doi: 10.1038/nphoton.2008.51 <p>光検出器の動作原理である光から電気への変換は、線形でも非線形でもありうる。高い感度が必要な場合、強い非線形モードで動作し、検出光子数に無関係な応答を示す単一光子検出器が使用される。しかし、特に<I>n</I>光子状態が常に発生する量子光学では、光子数識別器が必要である。量子通信や量子情報処理では、光子数識別機能は、量子リピーターや線形光学量子コンピューティングの実行など、多くのプロトコルの要となる。また、単一光子感度の線形検出器は、長距離光通信、蛍光分光、光時間領域反射測定など、極めて低い光強度での時間波形の測定にも使用できる。今回我々は、平行超伝導ナノワイヤーを利用した光子数識別器を実証した。この識別器は、通信波長の光子を4個まで計数でき、暗計数率が非常に低く、計数周波数が高い。</p> Full text PDF 目次へ戻る