In This Issue ナノチューブの特性 2008年6月15日 Nature Photonics 2, 6 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue66841 今月号のReviewでは、IBMワトソン研究センター(米)の研究者らが、カーボンナノチューブの光学特性と見込まれるオプトエレクトロニクスへの応用について報告している。ナノチューブは、エレクトロニクス、材料科学、生物学および化学の分野において既によく利用されているが、フォトニクスの世界においてもその有用性が証明されうることが、P Avouris、M Freitag、V Perebeinosによって説明されている。例えば、カーボンナノチューブは、発光トランジスタ、有機LED、太陽電池、超短光パルス発生用の可飽和吸収体といったデバイスの作製に役立つ可能性がある。あるいは、これらのデバイスの性能を高めるために使用できるかもしれない。しかし、そのためには、研究者らが放射放出ダイナミクスや光学非線形性といった光学特性を総合的に理解することが重要である。 Full text PDF 目次へ戻る