Letter 超高速アクティブ・プラズモニクス 2009年1月1日 Nature Photonics 3, 1 doi: 10.1038/nphoton.2008.249 <p>金属表面を電子と光の結合振動が伝搬する表面プラズモンポラリトンは、次世代高集積化ナノフォトニックデバイス向け情報担体として大きな可能性がある。「アクティブ・プラズモニクス」という用語が2004年に創られて以来、導波された表面プラズモンポラリトン信号の伝搬を制御する多くの技術が実証されてきた。しかし、これらの技術は応答速度がせいぜいサブマイクロ秒かナノ秒であり、データ転送やデータ処理などの分野に将来応用するには遅すぎる可能性が高い。今回我々は、フェムト秒光周波数プラズモンパルスが金属-誘電体導波路を伝搬可能で、金属の直接超高速光励起によってフェムト秒の時間スケールで変調でき、それによって前例のないテラヘルツ変調帯域幅(既存技術より少なくとも5桁速いスピード)を実現できることを報告する。</p> Full text PDF 目次へ戻る