Article 高温ルビジウム原子蒸気における四波混合停止光 2009年2月1日 Nature Photonics 3, 2 doi: 10.1038/nphoton.2008.290 <p>デジタル信号処理、ホログラフィー、量子情報処理や古典的情報処理は、コヒーレント光信号の振幅と位相の記録に強く依存している。コヒーレント情報記憶を実現する1つの方法は、電磁誘導透過を利用することである。記憶は、電磁誘導透過媒質の急峻な分散を利用して光パルスを圧縮した後、電場を局所的な原子の量子状態の重ね合わせにマッピングすることにより実現される。今回我々は、非線形光学プロセスによってパルス圧縮と記憶を向上でき、非線形プロセスに関する情報自体をコヒーレントに記憶できることを示す。我々は、ダブル<f>Λ</f>構成を用いて四波混合ノーマルモードを記憶する、高温のルビジウム原子蒸気におけるパルス記憶方式について報告する。入力信号の全体(広がった)波形は、四波混合プロセスから発生する新しい光学モード(アイドラー)と同様に、数百マイクロ秒後に回復される(1/<f><italic>e</italic></f>時間は約120 µs)。</p> Full text PDF 目次へ戻る