Article 内部量子効率が100%に近いバルクヘテロ接合太陽電池 2009年5月14日 Nature Photonics 3, 5 doi: 10.1038/nphoton.2009.69 <p>我々は、フラーレン誘導体である[6,6]-phenyl C<SUB>70</SUB>-butyric acid methyl ester(PC<SUB>70</SUB>BM)とのバルクへテロ接合コンポジットに、交互共重合体であるpoly[<I>N</I>-9′′-hepta-decanyl-2,7-carbazole-alt-5,5-(4′,7′-di-2-thienyl-2′,1′,3′-benzothiadiazole)(PCDTBT)を用いた電力変換効率6%の太陽電池の作製と測定について報告する。このPCDTBT/PC<SUB>70</SUB>BM太陽電池は、これまでに研究されたあらゆるバルクヘテロ接合系のなかで最も高い性能を示しており、100 mW cm<super>−2</super>のエアマス1.5グローバル(AM 1.5 G)照射の下で<I>J</I><SUB>SC</SUB> = 10.6 mA cm<super>−2</super>、<I>V</I><SUB>OC</SUB> = 0.88 V、<I>FF</I> = 0.66および<I>η</I><SUB>e</SUB> = 6.1%である。内部量子効率は100%に近いが、これは、本質的にすべての吸収光子から分離した電荷キャリア対が得られ、光によって生成されたすべてのキャリアが電極で収集されることを意味している。</p> Full text PDF 目次へ戻る