Letter 共伝搬モードの光エンタングルメント 2009年7月2日 Nature Photonics 3, 7 doi: 10.1038/nphoton.2009.97 <p>光エンタングルメントは、多くの量子通信プロトコルの重要な必要条件である。従来、エンタングルメントは2つの別個のビーム間で作られ、量子相関測定は別々の場所で行われる。そのような装置は複雑化する可能性があり、複雑なリソースを繰り返し組み合わせる必要がある。これは、もつれ情報チャネル、すなわちモードの数が増えるにつれてますます難しくなるタスクである。我々は、1つのビームの2つの空間モードの間で連続変数エンタングルメントを示すことによって、光マルチモード量子情報システムの実現への道を開いた。我々の技術は、複雑さを最小限に抑えた実用的システムへの大きな進歩である。我々は、3つの主要な実験的成果を実証している。第一に、2つの直交空間モードのスクイーズド光を発生させるのに必要な光源は1つだけである。第二に、エンタングルメントはレンズとビーム回転を通して作られ、ビームスプリッターを必要としない。最後に、量子相関は、マルチピクセル四象限検出器を用いて直接かつ同時に測定される。</p> Full text PDF 目次へ戻る