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集束能力をもつ平面誘電体回折格子反射器

Nature Photonics 4, 7 doi: 10.1038/nphoton.2010.116

<p>サブ波長誘電体回折格子は、広帯域高反射率フィルタリング用途向けに最近登場した、分布ブラッグ反射誘電体スタックの有望な代替技術である。適切なパターンを形成した単一誘電体層からなるそのような回折格子構造体は、30層や40層の誘電体分布ブラッグ反射層と同じように動作可能な場合があり、また一方で、偏光制御や近接場増幅などの新たな機能をもたらす。本論文では、分布ブラッグ反射器では実現できない回折格子ミラーの興味深い特性を提示する。すなわち、回折格子表面に非周期的なパターンを形成することで、高い反射率を維持しながら、反射光の位相面を完全に制御できることを示す。誘電体回折格子のこの新しい特徴によって、小型平面集束素子の作製が可能になり、レーザー共振器からCD/DVD 読み出し/書き込みヘッドに至るまで、安価な小型光学部品を利用する多くの用途にかなりの影響を与える可能性がある。</p>

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