Article オングストローム波長自由電子レーザーの初のレーザー発振と動作 2010年9月10日 Nature Photonics 4, 9 doi: 10.1038/nphoton.2010.176 <p>最近稼働し始めたLCLS(Linac Coherent Light Source)は、SLAC国立加速器研究所のX線自由電子レーザーである。LCLSは、従来型のシンクロトロン放射源よりもピーク輝度が約10けた高く、パルス持続時間が500~10 fs(10<SUP>−15</SUP> s)未満のコヒーレントな軟X線と硬X線を発生させる。このようなビーム特性をもつため、この光源は、物質の構造やダイナミクスを原子レベルのサイズと時間スケールで画像化できる。LCLSは、現在、22~1.2 Åの X線波長で動作しており、この高輝度ビームを、ますます多くの科学研究者に提供している。我々は、この新しい「第4世代光源」の動作と性能について報告する。</p> Full text PDF 目次へ戻る