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フレキシブルプラスチック上の有機発光ダイオードの可能性を十分に引き出す

Nature Photonics 5, 12 doi: 10.1038/nphoton.2011.259

通常の高効率有機発光ダイオード(OLED)は、デバイスに閉じ込められた光の取り出しを向上させるため、特殊な高屈折率(n ≥ 1.8)基板を必要とする。OLEDの興味深い可能性の1つに、軽量フレキシブルプラスチック基板の利用があるが、残念ながら屈折率が低い(n ≤ 1.6)。我々は、フレキシブルプラスチック上のOLEDの可能性を十分引き出すために、高屈折率基板に頼らない、薄膜を利用した光取り出し向上法による高効率りん光OLEDの実現について報告する。今回のデバイスでは、高屈折率Ta2O5光結合層、導電性金層、MoO3ホール注入層からなる多機能アノード積層体を総合的に最適化して、高効率を実現している。最大外部量子効率は、緑色で63%に達しており、10,000 cd m–2を超えても60%と高いままである。

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