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天文学的距離にわたって観測されたソリトンの超微弱長距離相互作用

Nature Photonics 7, 8 doi: 10.1038/nphoton.2013.157

我々は、これまで観測された中で最も弱いソリトン間相互作用であると我々が考えているものについて報告する。我々の実験では、コヒーレントに駆動される光ファイバー受動リング共振器内を光共振器時間ソリトンが循環する。我々は、ソリトン幅の8,000倍の距離にわたって相互作用するソリトン対を観測している。最も極端なケースでは、それらの時間分離は長さ100 mの共振器を一周するごとに1アト秒の数分の1、すなわち分散特性長当たりでソリトン搬送波波長の1/10,000と同等という遅い速度で変化する。相互作用は非常に弱いので、光の速度において、完全な動的発展を明らかにするにはほぼ天文単位の有効伝搬距離が必要になりうる。電歪を通して伝搬ソリトンによって光ファイバー内で発生した横音波が、相互作用の媒体となる。

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