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広視野高分解能フーリエタイコグラフィー顕微鏡
Nature Photonics 7, 9 doi: 10.1038/nphoton.2013.187
我々は、フーリエタイコグラフィー顕微鏡(FPM)と名付けた画像化法を報告する。FPMは、さまざまな照明で得られた多数の低分解能強度画像をフーリエ空間において繰り返し縫い合わせて、広視野、高分解能の複雑な試料画像を得る。波面補正法を取り入れることにより、このFPM法は、収差の補正や、顕微鏡の焦点深度をその光学特性の物理限界を超えてデジタルに拡張することもできる。実証として、分解能が0.78 μm、視野が約120 mm2、分解能不変な焦点深度が0.3 mm(632 nmで評価した)の顕微鏡のプロトタイプを作製した。組織スライドのギガピクセルカラー画像により、FPMの運用に成功したことが確かめられた。報告した画像化法は、高スループットの高分解能顕微鏡法における一般的な課題を、システムの光学特性の物理限界と結びついたものから、計算によって解決できるものに変える。