注目の論文
プレートの間のくさび
Nature Geoscience
2008年10月6日
Wedged between plates
東京の下にある太平洋テクトニック・プレートの断片は、この地域で繰り返し起きる大地震の原因かもしれないとNature Geoscience(電子版)に発表された研究が示している。断片はそこで接する様々なテクトニックプレートと混ざってプレート間の摩擦を増加させ地震発生段階が進む。
遠田晋次らは日本中央部で過去に起きた何十万もの地震の場所と分布を解析し孤立した断片を発見した。断片は、沈み込む時にプレート上に存在した大きな海底火山の抵抗にあって太平洋プレートを破壊すると示唆される。この、いくつかのプレートの境界に存在する断片が見つかったことで、日本中央部のテクトニクスはさらに複雑になっている。
doi: 10.1038/ngeo318
注目の論文
-
7月16日
惑星科学:月の地下に探索できそうな洞窟の通路を発見Nature Astronomy
-
7月11日
古代ゲノミクス:疫病に襲われた新石器時代の農民たちNature
-
7月10日
バイオテクノロジー: 培養肉の風味を改善するNature Communications
-
7月9日
ウイルス学:牛H5N1インフルエンザの感染と伝播Nature
-
7月3日
気候変動:加速するジュノー氷原の氷河減少Nature Communications
-
7月2日
考古学:オーストラリアの洞窟に残る1万2000年前の儀式の痕跡Nature Human Behaviour