Brief Communication

生体毒素を超高感度で検出するリポソームPCR測定法

Nature Biotechnology 24, 5 doi: 10.1038/nbt1201

生体毒素をきわめて高い感度で検出する免疫学的測定法を紹介する。この測定法が検出試薬として利用するのは、DNAレポーターを内包し二重層にガングリオシド受容体が埋め込まれたリポソームである。標的の生体毒素が捕捉抗体に固定され、これが検出試薬とも結合すると、リポソームが破裂してレポーターが放出され、これをリアルタイムPCR法で定量する。コレラ毒素およびボツリヌス毒素に関する測定の感度は、従来の検出法との比較で数桁高くなっている。

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