Brief Communication 胚性幹細胞に特異的なマイクロRNAが多能性の誘導を促進する 2009年5月14日 Nature Biotechnology 27, 5 doi: 10.1038/nbt.1535 本論文では、胚性幹細胞に特異的なマイクロRNA(miRNA)の導入がマウスの人工多能性幹(iPS)細胞の生成を促進することを示す。miR-291-3p、miR-294、およびmiR-295というmiRNAは、Oct4、Sox2、Klf4による初期化の効率を高めたが、この3因子にcMycが加わるとそのような効果が得られなかった。cMycはmiRNAのプロモーターに結合するが、これは、初期化時にmiRNAがcMycの下流のエフェクターであることを示唆している。しかし、cMycとは異なり、miRNAはiPS細胞コロニーの均質な集団を誘導する。 Full text PDF 目次へ戻る