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臨床検体のDNAメチル化の高感度な絶対定量

Nature Biotechnology 27, 9 doi: 10.1038/nbt.1559

メチル化が異常な遺伝子の分析は、基礎研究およびがんバイオマーカーの開発で重要性を増している。我々はメチルBEAMing技術を開発し、検体中のメチル化分子の数を絶対定量することを可能とした。個々のDNA断片は、増幅してフローサイトメトリーまたは次世代配列解読法のいずれかで分析した。血漿または糞便検体中のDNAに含まれる約5,000個の非メチル化分子からは、わずか1個のメチル分子が計測された。メチル化ビメンチンを血漿検体のバイオマーカーとして用いると、メチルBEAMingではがん症例の59%が検出された。初期の結腸直腸がんでの感度は、血清がん胎児性抗原(CEA)の4倍であった。糞便検体では、メチルBEAMingによってがんの41%および進行腺腫の45%が検出された。こうしたごく少数のメチル化事象の絶対定量は、診断および予後判定への応用以外にも、新たな後成的バイオマーカーの前臨床評価および後成的研究での定量分析に応用可能と考えられる。

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