Brief Communication

重複遺伝子が種内あるいは種間における遺伝子発現の多様性を増す

Nature Genetics 36, 6 doi: 10.1038/ng1355

ショウジョウバエのいくつかの種と系統から得られたマイクロアレイ遺伝子発現データを用いて、重複遺伝子は、一コピー遺伝子に比べて発生途上での遺伝子発現の多様性を有意に増加させることを示す。さらに、重複遺伝子がショウジョウバエの種間(あるいは系統間)で発現の違いをもたらし、一コピー遺伝子よりも早く進化する傾向があることを示す。この結論は、酵母の異なる系統間で調べたデータによっても支持される。

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