Brief Communication 大腸がん細胞において、DNMT1のRNA干渉による破壊を行うとCpGアイランドの過メチル化が維持される 2004年6月1日 Nature Genetics 36, 6 doi: 10.1038/ng1365 哺乳類の基本的なDNAメチルトランスフェラーゼであるDNMT1が、ヒトの大腸がん細胞においてCpGのメチル化を維持する点について最近疑問がもたれている。この議論は、遺伝子ノックアウトとRNA干渉による遺伝子ノックダウンの間の矛盾から生じたものである。今回我々は、RNA干渉を用いた方法を再検証し、一過性あるいは恒常的にDNMT1を破壊した細胞において、一コピー遺伝子の高メチル化が維持されていることを発見した。 Full text PDF 目次へ戻る