Brief Communication カポジ肉腫関連ヘルペスウイルスによる血管内皮のリンパ管へのリプログラミング 2004年7月1日 Nature Genetics 36, 7 doi: 10.1038/ng1383 カポジ肉腫は、カポジ肉腫関連ヘルペスウイルスに感染されたリンパ内皮の腫瘍であると考えられている。カポジ肉腫腫瘍細胞は、リンパ管特異的遺伝子の発現を特徴とするからである。今回我々は、分化した血管内皮細胞へのカポジ肉腫関連ヘルペスウイルスの感染が、リンパ管へのリプログラミング(つまり、リンパ管発生のマスター調節因子であるPROX1に加え、約70%の主要なリンパ管特異的遺伝子の発現誘導および血管遺伝子の発現減少)を引き起こすことを示す。 Full text PDF 目次へ戻る