Brief Communication
男性乳がん:ゲノムワイド関連研究でRAD51Bの高頻度の多型と男性乳がんとの関連を発見
Nature Genetics 44, 11 doi: 10.1038/ng.2417
男性乳がんについてヨーロッパ系の823症例と対照群2,795例についてゲノムワイド関連研究を行い、さらに、438症例と対照群474例からなる独立したサンプルで確認解析を行い、染色体14q24.1のRAD51B内のSNPが男性乳がんリスクと有意な関連を示した〔P=3.02×10−13、オッズ比(OR)=1.57〕ことを報告する。また染色体16q12.1での関連を精査し、それがTOX3のSNPであることを突き止めたので報告する(P=3.87×10−15、OR=1.50)。