Brief Communication コフィン・シリス症候群:SWI/SNF複合体の構成要素に異常を きたす変異によってコフィン・シリス症候 群が引き起こされる 2012年4月1日 Nature Genetics 44, 4 doi: 10.1038/ng.2219 エキソーム配列決定によって、典型的なコフィン・シリス症候群(CSS。稀な常染色体優性遺伝異常症候群)の罹患者5人のうち2人にSMARCB1のde novo変異を見いだした。SMARCB1はSWItch/Sucrose NonFermenting(SWI/SNF)複合体のサブユニットをコードしているので、CSS罹患者23人において、この複合体の他のサブユニットをコードする15遺伝子についてスクリーニングを行った。その結果、20人の罹患者(87%)で、SWI/SNFサブユニットをコードする6遺伝子(SMARCB1、SMARCA4、SMARCA2、SMARCE1、ARID1A、ARID1B)のいずれか1つが変異を有していた。 Full text PDF 目次へ戻る