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がん免疫療法:ミスマッチ修復異常のある腫瘍では腫瘍の不均一性が免疫原性を低下させる
Nature Genetics 55, 10 doi: 10.1038/s41588-023-01492-x
DNAミスマッチ修復異常(MMRd)は、腫瘍変異量(TMB)の上昇や免疫療法での並外れた奏効と関連しているが、一部の患者には臨床的な利益が見られない。最近の研究から、散発性MMRdにおいては高い腫瘍内不均一性が免疫原性を低下させ得ると提案され、これが免疫療法の失敗の機序である可能性が示唆された。